国際会議


 アジ研は,犯罪防止と刑事司法の発展のため,様々な国際会議に積極的に参加し,講演・提言・意見表明等を行っています。
 2009年1月以降にアジ研のメンバーが参加した国際会議等は,次のとおりです(2016年6月24日現在)。

 

開催期間

開催国

会議等の名称

参加者

2016.
6.14

6.17 

フィンランド
(ヘルシンキ)

国際刑事法・刑事施設財団(IPPF
2016年専門家会議

森永次長
山本教官 

5.23
5.27

オーストリア(ウィーン)

第25回国連犯罪防止刑事司法委員会(コミッション)

千田所長
森永次長

5.11
5.13

タイ王国
(バンコク)
国連地域間犯罪司法研究所(UNICRI)・タイ王国法務研究所(TIJ):組織犯罪とテロのつながりに関する専門家会合

湯川教官

3.13
3.19

 韓国
(ソウル)
第5回アジア矯正建築実務者会議 吉村教官

2015.
12.11

12.12

スウェーデン(ルンド) ラウル・ウォレンバーグ人権及び人道法研究所(RWI)セミナー及び国連犯罪防止刑事司法プログラムネットワーク機関(PNIs)間調整会議 山下所長
箕浦教官

11.30

韓国
(ソウル)

KIC国際フォーラム2015:安全な社会のための刑事政策

山下所長

11.22
11.27 

タイ王国
(バンコク)

第35回アジア太平洋矯正局長等会議(APCCA)

永井教官

10.26
10.29

オーストラリア(メルボルン) 第17回国際矯正刑務所協会総会
(ICPA)
永井教官
明石教官
佐藤主任専門官

10.8
10.9

タイ王国
(バンコク)

アセアン諸国における女性被収容者の処遇についての研修教材に関する専門家会合,及びバンコク・ルールズ制定5周年記念セミナー

山下所長
吉村教官

8.31
9.2

オーストリア(ウィーン)

国連腐敗防止条約第6回防止措置作業部会

湯川教官

8.22
8.23 

中華人民共和国(北京)

第6回現代刑事法国際フォーラム

湯川教官

8.3

タイ王国
(バンコク)
犯罪者更生に関する第2回国際会議

永井教官

7.14〜
7.16

アメリカ合衆国
(ロサンゼルス)

第2回世界保護観察会議

箕浦教官
明石教官

6.11

タイ王国
(バンコク)
タイ王国法務研究所(TIJ)刑事司法人事セミナー

廣瀬教官

6.4
6.5

タイ王国
(バンコク)
アジア国際法学会地域会合

山下所長

5.18
5.22

オーストリア(ウィーン)

第24回国連犯罪防止刑事司法委員会(コミッション)

山下所長
永井教官

5.20
5.21

フィリピン
(タガイタイ)

保護観察及び非拘禁措置に関するASEAN+3会議

箕浦教官
明石教官

5.11
5.13

香港

第6回香港汚職対策独立委員会
(ICAC)シンポジウム

廣瀬教官

4.12
4.19

カタール
(ドーハ)

第13回国連犯罪防止刑事司法会議(コングレス)

山下所長
田代教官
永井教官
明石教官

小澤専門官

2.23
2.27

 ミャンマー(ヤンゴン) 第4回アジア矯正建築実務者会議 吉村教官

2014.
1
2.11〜12.13 

イタリア
(ミラノ)

国連犯罪防止刑事司法プログラムネットワーク機関(PNI)間調整会議及びISPAC国際会議

山下所長
田代教官
永井教官

10.26
10.31

 ナミビア
(ウィントフック)
第16回国際矯正刑務所協会総会
(ICPA)
永井教官
明石教官

10.22
10.23

スウェーデン(ルンド) ラウル・ウォレンバーグ人権及び人道法研究所(RWI)設立30周年記念行事 田代教官
永井教官

9.8
9.12

 カナダ
(バンクーバー)
第34回アジア太平洋矯正局長等会議(APCCA) 永井教官

8.17
8.19

タイ王国
(チャアム)

第2回保護観察及び非拘禁措置に関するASEAN+3会議

赤根所長
田代教官
明石教官

6.28
6.29

日本
(大阪)

第6回アジア犯罪学会年次大会

田代教官

5.28

シンガポール

第1回日ASEANサイバー犯罪対策対話

三尾教官

5.12
5.16

オーストリア(ウィーン)

第23回国連犯罪防止刑事司法委員会(コミッション)

赤根所長
田代教官

3.4
3.6 

タイ王国
(バンコク)

国際刑法刑事施設財団(IPPF)2014年会議

赤根所長
永井教官 

2013.
12.11

12.15 

イタリア
(クールマイヨール)

国連犯罪防止刑事司法プログラムネットワーク機関(PNI)間調整会議及びISPAC国際会議 

赤根所長 

11.25
11.27 

パナマ
(パナマシティ)

国連腐敗防止条約(UNCAC
第5回締約国会議

清野次長 

11.14
11.15 

タイ王国
(バンコク)

「法の支配に関するバンコク対話」会議 

赤根所長 

10.26
11.3 

アメリカ合衆国
(コロラドスプリングス)

第15回国際矯正刑務所協会総会
(ICPA)

永井教官 

10.9
10.10 

イギリス
(ロンドン)

世界保護観察大会 

田代教官 

9.22
9.27 

インド共和国(デリー)

第33回アジア太平洋矯正局長等会議(APCCA)

吉村教官
本田専門官 

9.9
9.12  

インド共和国(デリー)

アジア・アフリカ法律諮問委員会

清野次長

8.16
8.19 

中華人民共和国(北京)

第5回現代刑事司法フォーラム

赤根所長

5.22
5.25 

モンゴル
(ウランバートル)

犯罪及び将来の動向に関する国家政策の実施(モンゴル法執行大学主催)

清野次長

4.20
4.27

オーストリア
(ウィーン)

第22回国連犯罪防止刑事司法委員会(コミッション)

清野次長

4.1
4.10

タイ
(バンコク)

保護観察及び非拘禁措置に関するASEAN+3会議

田代教官

2.19
2.21

タイ
(バンコク)

女性被拘禁者の処遇及び女性犯罪者の非拘禁措置に関する国連規則の実施に係る東アジア太平洋地域会合

田代教官 

2012.
12.12

12.13

イタリア
(クールマイヨール)

国連犯罪防止刑事司法プログラムネットワーク機関(PNI)間調整会議

多田教官(当時)

10.28
11.2

メキシコ
(メキシコシティ)

第14回国際矯正刑務所協会総会(ICPA)

吉田教官(当時)

10.7
10.12 

ブルネイ

第32回アジア太平洋矯正局長等会議(APCCA)

吉村教官

10.4
10.7 

マレーシア
(クアラルンプール) 

国際腐敗防止部門連合会(IAACA)
第6回年次総会

佐久間所長(当時) 

9.3

英国
(ケンブリッジ)

第30回ケンブリッジ経済犯罪国際
シンポジウム

清野次長

8.20
8.22

韓国

アジア犯罪学会第4回大会

田代教官

6.26
6.28

マレーシア
(クアラルンプール)

国際共同捜査セミナー

宇川次長(当時)

5.8
5.10

香港

第5回香港汚職対策独立委員会
(ICAC)シンポジウム

宇川次長(当時)

4.23
4.27

オーストリア
(ウィーン)

第21回国連犯罪防止刑事司法委員会(コミッション)

佐久間所長(当時)
岩下教官

2011.
12.1

12.4

イタリア
(クールマイヨール)

国連犯罪防止刑事司法プログラムネットワーク機関(PNIs)間調整会議

多田教官(当時)

10.9
10.14

日本
(東京)

第31回アジア太平洋矯正局長等会議(APCCA

脇本教官(当時)
吉田教官(当時)

9.11
9.16

シンガポール

第13回国際矯正刑務所協会総会
(ICPA)

角田教官
脇本教官(当時)

9.3
9.6

英国
(ケンブリッジ)

第29回ケンブリッジ経済犯罪国際
シンポジウム

佐久間所長(当時)

4.11
4.15

オーストリア
(ウィーン)

第20回国連犯罪防止刑事司法委員会(コミッション)

宇川次長(当時)
和泉教官(当時)

2010.
12.9

12.10

イタリア
(クールマイヨール)

国連犯罪防止刑事司法プログラムネットワーク機関(PNIs)間調整会議

多田教官(当時)

10.24
10.29

ベルギー
(ゲント)

第12回国際矯正刑務所協会総会
(ICPA)

渡部教官(当時)

10.3
10.8

カナダ
(バンクーバー)

第30回アジア太平洋矯正局長等会議(APCCA)

脇本教官(当時)

8.4
8.5

中国
(北京)

国際更生保護施設(ハーフウェイハウス)会議

左近司教官(当時)

5.17
5.21

オーストリア
(ウィーン)

第19回国連犯罪防止刑事司法委員会(コミッション)

佐々木所長(当時)
谷中教官

4.12
4.19

ブラジル
(サルバドール)

第12回国連犯罪防止刑事司法会議(コングレス)

佐々木所長(当時)
宇川次長(当時)
左近司教官(当時)
渡部教官(当時)
高橋専門官(当時)
長田専門官(当時)

2009.
12.15

12.17

香港

第4回香港汚職対策独立委員会(ICAC)シンポジウム

原田教官(当時)

12.11
12.13

イタリア
(クールマイヨール)

国連犯罪防止刑事司法プログラムネットワーク機関(PNIs)間調整会議

押野教官(当時)

11.15
11.20

オーストラリア
(パース)

第29回アジア太平洋矯正局長等会議(APCCA)

渡部教官(当時)
長田専門官(当時)

10.25
10.30

バルバドス
(ブリッジタウン)

第11回国際矯正刑務所協会総会

(ICPA)

渡部教官(当時)

9.14
9.18

日本
(アジ研)

第2回矯正施設過剰収容問題対策

専門家会合

佐々木所長(当時)
瀬戸次長(当時)
渡部教官(当時)
高橋専門官(当時)

8.31

英国
(ケンブリッジ)

第27回ケンブリッジ経済犯罪国際シンポジウム

佐々木所長(当時)

7.1
7.3

タイ
(バンコク)

第12回国連犯罪防止刑事司法会議(コングレス)に関するアジア地域準備会合

相澤所長(当時)
渡部教官(当時)
高橋専門官(当時)

6.25
6.26

イタリア

国連テロ対策専門家会合

瀬戸次長(当時)

4.15
4.26

オーストリア
(ウィーン)

第18回国連犯罪防止刑事司法委員会(コミッション)

相澤所長(当時)
原田教官(当時)
杉山教官(当時)

1.26
1.28

日本
(アジ研)

第1回矯正施設過剰収容問題対策専門家会合

相澤所長(当時)
瀬戸次長(当時)
立谷教官(当時)
白川専門官(当時)

    


 

 19回国連犯罪防止刑事司法委員会(コミッション)
 第19回国連犯罪防止刑事司法委員会(コミッション:The 19th United Nations Commission on Crime Prevention and Criminal Justice)においては,アジ研所長が,近年のアジ研の活動状況を報告するスピーチを行いました。その主な内容は,以下のようなもので,その原文は,別添のとおりです。

 @

アジ研は,その実施する国際研修等のテーマを設定するに当たり,犯罪防止刑事司法分野における国連本体の重点施策に十分配慮し,これを積極的に取り上げて来た。その結果,今次コングレスの主要議題とワークショップのテーマは,そのほとんどすべてにわたって,近年アジ研において行われた研修・セミナーによりカバーされている。アジ研は,このような形で,国連の刑事司法政策の世界各国への普及・推進に大きく貢献している。

 A

さらに,アジ研は,今次コングレスにおいて,国連の重点施策の一つとなっている刑事施設における過剰収容対策をテーマとするワークショップを企画・運営した。この分野の世界の第一人者をプレゼンター,パネリストとして迎え,単に刑務所内での処遇の在り方にとどまらず,刑事司法の全段階におけるこの問題への取組の在り方を論じるという包括的・統合的アプローチを採用することにより,充実した内容の「勧告」を採択することができた。これにより,本ワークショップが,「刑事施設における過剰収容」という,世界中の刑事司法が直面している喫緊の重要課題を解決に導くための一里塚を築くことができたことをうれしく思っている。

 B

アジ研は,今後とも,国連との緊密な連携の下,他の姉妹機関と協力しつつ,国連の犯罪防止刑事司法政策の拡充に努めていく。

 この会議の模様についても,このホームページ上に別途掲載しておりますので,御覧ください。

images/conference5.pngimages/conference6.png

    


 12国連犯罪防止刑事司法会議(コングレス)
 第12回国連犯罪防止刑事司法会議(コングレス:The 12th United Nations Congress on Crime Prevention and Criminal Justice)においては,アジ研は,「矯正施設における過剰収容に対する戦略とベストプラクティス」をテーマとするワークショップを企画・運営しました。このワークショップについては,「大変充実した濃い内容のものだった」,「ワークショップの結論として提言された過剰収容問題対策の数々は,貴重な成果と言える」など,関係方面から多くの賛辞を寄せていただきました。
 このワークショップの模様については,このホームページ上に別途掲載しておりますので,御覧ください。

images/conference3.pngimages/conference4.png

         


 27ケンブリッジ経済犯罪国際シンポジウム
 第27回ケンブリッジ経済犯罪国際シンポジウム(The 27th Cambridge International Symposium on Economic Crime)においては,アジ研所長による基調講演が行われました。
 このシンポジウムは,毎年1回,ケンブリッジ大学ジーザス・カレッジ(JESUS COLLEGE, UNIVERSITY OF CAMBRIDGE)のライダー教授(Professor Barry A.K. Rider)の主導の下,同大学において開催されており,毎回900人を超える経済犯罪に関する研究者,実務家等の専門家が世界の80箇国以上の国々から参集して,折々の重要な問題について討議するものです。今回のメインテーマは,“金融機関の内なる脅威”というものでした。
 佐々木所長による基調講演の主な内容は,アジ研が近年実施した国際研修・セミナーにおいて採り上げた経済犯罪に関する諸問題についての教官と研修・セミナー参加者たちの議論の様子を伝えるもので,

 @

国際社会において,詐欺,横領,背任等の旧来型の,そしてまた資金洗浄,内部者取引等の新手の,様々な経済犯罪の脅威が増大しつつある現状についての認識と分析,

 A

これらの脅威に対抗するための国内外における刑事司法分野での取組の在り方

 等について,アジ研での議論の成果を包括的に論じるものでした。その原文は,別添のとおりです。

images/conference1.pngimages/conference2.png


 14国際矯正刑務所協会総会(ICPA)
 国際矯正刑務所協会総会(International Corrections and Prisons Association Annual General Meeting and Conference)は,矯正・保護の分野に関する官・学・民の専門家が参加する世界的規模の国際会議です。第14回に当たる今回は,メキシコで開催されました。今回は,"Different Paths, One Vision"(異なる道,1つの目標)をテーマに,犯罪者への介入方法の革新,矯正運営及び職員研修,矯正において使われる技術,犯罪者の精神衛生等の最新の取組について意見交換が行われました。
 アジ研からは,吉田教官が参加し,参加各国の最新の矯正施策についての情報を得るとともに,各種人脈の形成を進めることができました。


 31アジア太平洋矯正局長等会議(APCCA)
 アジア太平洋矯正局長等会議(Asian and Pacific Conference of Correctional Administrators)は,アジア太平洋地域における刑務所等を所管する部署の責任者が一堂に会する国際会議です。第31回会議は,平成23年10月,法務省矯正局の主催の下,東京で開催されました。会議では,参加各国・地域の現況,国際受刑者移送,民間との連携,職員採用・育成,変貌する犯罪者プロフィール等のトピックについて意見交換が行われ,参加者は,最新の理論・実践,それぞれの取組につき,認識を共に新たにすることとなりました。
 アジ研からは,教官2名及び専門官4名が参加し,アジ研の役割及び活動に関するプレゼンテーションを実施したほか(吉田教官担当),アジ研に関するパネル展示を行いました。
 各国代表団の中には,今や高官となったアジ研の卒業生もいました。この会議は,アジ研での旧交を温めるとともに,アジア太平洋地域におけるネットワークをより一層強化する機会となりました。

images/APCCA1.JPGimages/APCCA2.JPG


 国際更生保護施設(ハーフウェイハウス)会議
 国際更生保護施設(ハーフウェイハウス)会議(International Forum on Halfway Houses)は,開催地である中華人民共和国をはじめ,カナダ,アメリカ合衆国,シンガポールなど各国の専門家を招いて行われました。現在,中華人民共和国の犯罪者処遇においては,社区矯正(社会内処遇)が重点課題となっており,その一環としてハーフウェイハウスの計画が進められています。各国の専門家からは,その国独自のハーフウェイハウス制度の報告があり,その特色や今後の問題点について意見を交換しました。アジ研からは左近司教官が参加し,日本の更生保護施設について発表を行いました。発表内容は別添のとおりです。


 香港汚職対策独立委員会(ICAC)
 香港汚職対策独立委員会(Independent Commission Against Corruption,通称ICAC)シンポジウムは,香港の汚職取締機関であるICACがほぼ隔年で開催し,様々な形態による汚職犯罪の防止及び捜査等に関して,世界各国の刑事司法機関あるいは国際機関等からそれぞれ第一人者をパネリストとして招いて意見交換をする会議です。200912月には,欧州不正行為防止局(European Anti-Fraud Office,通称OLAF)も共催者として加わり,「民間部門における汚職とコーポレート・ガバナンスについて」を主要なテーマとして,最新の国際的傾向,問題点及び対策等について活発な意見交換が行われました。アジ研からは原田教官が参加しました。アジ研は,平成10年以降毎年実施している汚職防止刑事司法支援研修等において,ICACから多くの客員専門家を招へいし,いずれも有益な講義をいただいており,同会議においては,これら過去に客員専門家としてアジ研を訪れたICACの実務家と意見交換を行うことができました。また,同会議には,英国重大経済犯罪庁(SFO)長官やシンガポール汚職行為捜査局(CPIB)長官(客員専門家としてアジ研への来訪経験あり。)などもパネリストとして出席しており,先進的な汚職対策を進めているこれらの国々の高官との意見交換を通じて,最新の取組についての情報収集及び各種人脈の形成を進めることができました。


Top.gif