第16回「東南アジア諸国のためのグッドガバナンスに関する地域セミナー」(GGセミナー)の開催について
第16回東南アジア諸国のためのグッドガバナンスに関する地域セミナー(通称「GGセミナー」)は、「汚職を巡る新たな犯罪類型及びその効果的な対策について」を主要テーマとし、令和4年12月14日から同月16日の3日間開催されました。今年度は、3年ぶりに対面形式での開催となりました。
今回のセミナーには,ASEAN加盟国のうち9か国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ及びベトナム)と、東ティモールの合計10か国から、検察官及び汚職対策機関職員の合計17人が参加したほか、海外客員専門家として香港独立反汚職委員会捜査部のチュン・キンリン・アンドリュー氏及び国連薬物犯罪事務所のジオバーニ・ガロ氏に、国内専門家として警察庁刑事局捜査第二課課長補佐の藤原大輔氏に、それぞれ御講義をいただきました。
各参加者からは、今回のテーマに関連した各国の汚職対策制度や事例のほか、各国の課題やベストプラクティスが共有されました。 いずれの発表も、参加各国における近時の汚職対策の実情等を理解する上で非常に有意義なものであり、最終日には、討議の結果をまとめた議長総括が発表されました。