9月12日〜10月8日
第185回国際研修が開催されました。
第185回国際研修が開催されました。
研修参加者による発表 | 外部講師による講義 (名執元矯正局長) |
警視庁留置施設の見学 | 小山矯正局長表敬 |
グループ討議 | 集合写真 |
〒196-8570 東京都昭島市もくせいの杜2-1-18 TEL:042-500-5100 FAX:042-500-5195 Mail:unafei@i.moj.go.jp
9月12日〜10月8日
第185回国際研修が開催されました。
第185回国際研修が開催されました。
研修参加者による発表 | 外部講師による講義 (名執元矯正局長) |
警視庁留置施設の見学 | 小山矯正局長表敬 |
グループ討議 | 集合写真 |
10月2日〜4日
昭島市立昭和中学校の生徒が、国連アジア極東犯罪防止研修所(UNAFEI)及び法務総合研究所国際協力部(ICD)において、職場体験を行い、2年生5名が参加しました。国際研修に参加中の海外研修員との文化交流体験会や、JICAラオス事務所とのテレビ会議体験を通じて、海外の人と交流する楽しさを実感し、また、国際的な仕事に関心を持ってくれた様子でした。
詳細はこちら
7月24日〜25日
東ティモール矯正職員を対象とした現地ワークショップを開催しました
2024年7月24日と25日の2日間、UNODCバンコク事務所との共催により、東ティモールの矯正職員等22名を対象とした現地ワークショップを開催しました。東ティモールにおいては、少年用の矯正施設を新たに開設する予定であるため、この計画に資するべく、東京矯正管区池田管区長が、日本の少年矯正の制度や処遇理念について講義を行いました。またアジ研においては東ティモールの暴力防止プログラムの開発支援に取り組んでいるところ、今回のワークショップにおいては参加者にグループワークのファシリテーターを体験してもらう取組も行いました。
ワークショップに先立ち、セルジオ・ホルナイ司法大臣に表敬訪問したほか、現地の刑務所を視察しました。アジ研では引き続き、東ティモール司法省の取り組む矯正施設の適切な運営と、受刑者処遇の充実強化に協力していきます。
セルジオ・ホルナイ司法大臣表敬訪問 | ホルナイ司法大臣、山内アジ研所長、 木村東ティモール大使 |
池田管区長による講義 | ワークショップ参加者との集合写真 |
ベコラ刑務所訪問 | グレノ刑務所訪問 |
お知らせ
来る2024年7月18日はネルソン・マンデラ・デーです。UNODC(国連薬物犯罪事務所)では、国連被拘禁者処遇最低基準規則(ネルソン・マンデラ・ルールズ)の普及・啓発のため、#PrisonersMatterのハッシュタグとともに、ソーシャルメディアでの関連コンテンツの投稿を呼びかけています。詳細については、以下のフライヤーをご覧ください。なお、同フライヤーもソーシャルメディア等へ転載していただけます。
5月9日〜29日
第184回国際研修が開催されました。
第184回国際研修が開催されました。
研修参加者の発表 | 専門家による講義 (米国司法省 キンベリー・ソコリッチ氏) |
グループ討議 | 集合写真 |
3月5日〜14日
第3回再犯防止・被害者保護研修が開催されました。
第3回再犯防止・被害者保護研修が開催されました。
研修参加者の発表 | 専門家による講義 (武蔵野大学 菊池安希子 教授) |
特別公開講演会 | 集合写真 |
3月12日〜15日
日越司法制度共同研究(ベトナムセッション)が開催されました。
令和6年3月12日から15日の間、ベトナム・ハノイにおいて、最高人民検察院との間で、「検察官に対する汚職を含む不当な介入の防止」を主題とする共同研究を実施しました。ベトナム・日本の双方からテーマに関連する発表が行われ、意見交換や討論を通じて、それぞれの法制度・実務の運用や課題について理解を深めることができました。本共同研究がベトナム・日本双方の刑事司法制度の発展に役立つことを期待します。
法務総合研究所・瀬戸毅所長の発表 | ベトナム側の発表 |
ベトナム最高人民検察院 グエン・クァン・ズン副長官表敬 |
集合写真 |
2月26日〜
3月4日
東ティモール民主共和国との犯罪者処遇・刑務所改革に関する共同研究を開催しました。
令和6年2月26日から3月4日まで、東ティモールからデルフィオ・アルバス司法省矯正・社会復帰支援局局長を筆頭に10名の司法省・刑事施設職員を招へいし、東ティモール民主共和国との犯罪者処遇・刑務所改革に関する共同研究を開催しました。今年度は、「日本の少年矯正の理念と実務の理解」及び「東ティモールにおける暴力防止指導の導入と実践」を主要課題とし、日本の少年及び若年者に対する矯正処遇について日本の取組と知見を紹介したほか、東ティモールの矯正施設における暴力防止指導の導入に向けて実践的な対話を行いました。見学先の矯正施設においては、研修参加者が熱心に質問し、活発な意見交換が為されました。
山内アジ研所長による オープニングリマークス |
多摩少年院における日本の矯正職員との 昼食会 |
暴力防止指導の模擬講義の様子 | 松本剛国際課長への表敬訪問 |
集合写真 |
2月13日〜22日
仏語圏アフリカ刑事司法研修が開催されました。
2023年度仏語圏アフリカ刑事司法研修が、2024年2月13日から2月22日までの間、JICA東京において開催されました。今回の研修のテーマは、「犯罪(人身取引やテロ等の組織犯罪・越境犯罪を含む)の被害者である少年及びこれらの犯罪に関与させられた少年を対象とした捜査、訴追及び裁判における諸問題」でした。
本研修には、仏語圏アフリカ諸国6か国(ブルキナファソ、チャド、コートジボアール、マリ、モーリタニア、セネガル)から、合計22名の刑事司法実務家が参加しました。
外部講師として、摂南大学田中晶子教授をお招きし、司法面接に係る講義及びロールプレイング演習の機会をいただきました。また、東京地方検察庁を訪問して被害者支援に係る講義を受け、施設見学を行いました。更に、マルタにあるIIJ(国際司法・法の支配研究所)から客員専門家2名を招へいし、テロリズム対策の観点から少年が関与した事案における捜査公判等について講義をいただいたほか、前記田中教授の講義及び演習並びに下記グループワークでも、アドバイザーとして御参加いただきました。
研修参加者は、国別発表、上記各講義及び演習に加え、国ごとのグループワーク形式で本研修のテーマに関する主要な課題について議論を深めました。そして、各グループは、研修テーマに係る各国の課題に取り組む行動計画をとりまとめてその結果をそれぞれ発表し、その後、参加者の間で意見や考えが活発に交換されました。
東京地検訪問 | 田中教授の講義 |
客員専門家の講義 | グループワーク |
修了式での集合写真 |
1月11日〜
2月
6日
第183回国際高官セミナーが終わりました。
第183回国際高官セミナーが終わりました。
小泉龍司法務大臣への表敬訪問 | 広島保護観察所保護観察官及び 保護司との交流会 |
ロバート・ホランダー氏 (赤十字国際委員会)の講義 |
パネルディスカッション |
1月26日
2024年1月26日、刑事政策公開講演会を開催しました。
結果概要についてはこちらをご覧ください。
1月12日〜19日
日越司法制度共同研究及びベトナム法制度整備支援研修が開催されました。
令和6年1月12日から19日の間、レー・ミン・ロン最高人民検察院検察・公序良俗犯罪捜査監督局長を筆頭に12名の検察官等を招き、「サイバー犯罪に対する刑事司法による対応」を主題とする共同研究及び研修を実施しました。日本側の専門家による講義やベトナム側の発表が行われ、意見交換や討論を通じて、それぞれの法制度・実務の運用や課題について理解を深めることができました。本共同研究及び研修がベトナム・日本双方のサイバー犯罪対策の発展に役立つことを期待します。
山内所長挨拶 | ベトナム側の発表 |
専門家の講義(原琢己弁護士) | 専門家の講義(JC3櫻澤健一業務執行理事) |
東京DFセンター見学 | 集合写真 |
お知らせ
【刑事政策公開講演会】を開催します。
アジ研は、日本刑事政策研究会及びアジア刑政財団との共催により、下記の講演会を開催します。本年は、欧州保護観察連合及び英国刑務所監査局から講演者を招待します。
参加には登録が必要となりますので、別添のリーフレットを御覧の上、お申込みください。
日時:2024年1月26日(金)15時から18時まで
場所:会場参加(法務省大会議室)又はオンライン(Zoom)
12月13日〜15日
11月2日〜28日
第25回汚職防止刑事司法支援研修が終了しました。
第25回汚職防止刑事司法支援研修が終了しました。
香港独立反汚職委員会上級主任捜査官 スエ・サン・ダフネ・リム氏による講義 | バーゼル・インスティテュート・オン・ガバナンス上席財務捜査専門官 フェデリコ・パエサノ氏による講義 |
欧州司法機構スロベニア代表部副委員長兼上級検事 ボスチャン・ラメシッチ氏による講義 | 国連薬物・犯罪事務所 腐敗行為・経済犯罪支部 腐敗防止法執行機関のグローバル・オペレーショナル・ネットワーク(GlobE)コーディネーター ロジータ・ザハリーヴァ氏による講義 |
研修参加者による個別発表 | グループワーク |
法務省訪問 | 森永所長による講義 |
8月16日〜18日、10月9日〜11日
カンボジア司法省及び内務省の職員を対象とした現地ワークショップ(8月)及びタイスタディーツアー(10月)を開催しました。
2023年8月16日〜18日、UNODCバンコク事務所との共催により、カンボジアの司法省、内務省職員等60名超を対象とした現地ワークショップを開催しました。ワークショップでは、カンボジアの参加者から、仮釈放制度の実施状況、課題、展望等について発表があり、その後、参加者全体で仮釈放制度の運用上の課題等について議論しました。また、アジ研及びUNODCはカウト・ルット司法大臣やパオ・ハムパン内務長官を表敬訪問したほか、司法省、内務省と協議を行い、仮釈放制度の運用上の課題や今後の活動についても協議を行いました。
また、同年10月9日〜11日、タイ法務研究所(TIJ)との共催により、カンボジア司法省、内務省職員がタイの社会内処遇や矯正施設における受刑者の社会復帰について学ぶスタディーツアーを開催しました。タイ法務研究所、タイ法務省保護局、チェンマイ保護観察所、チェンマイ女子刑務所及びRuean
Pathmarong Museum(チェンマイ女子刑務所資料館)を訪問し、タイの社会内処遇や矯正施設における犯罪者の改善更生や社会復帰に向けた様々な取組について学びました。
アジ研では引き続き、カンボジアの仮釈放制度を始めとする社会内処遇制度の適切な運用とその推進に協力していきます。
(カンボジア現地ワークショップ)
カウト・ルット司法大臣表敬訪問
パオ・ハムパン内務長官表敬訪問
ワークショップでの議論
ワークショップ参加者との集合写真
(タイスタディーツアー)
タイ法務研究所
タイ保護局との議論
チェンマイ保護観察所
チェンマイ女子刑務所
チェンマイ女子刑務所資料館
9月8日〜
10月3日
第182回国際研修が終了しました。
第182回国際研修が終了しました。
開講式 | 個別発表 |
千房株式会社中井政嗣会長による講義 | NGOプリズンフェローシップカンボジア代表オー・サブン氏による講義 |
保護司宅訪問 | グループワーク |
閉講式 |
9月13日〜15日
昭島市立昭和中学校が、国連アジア極東犯罪防止研修所(UNAFEI)及び法務総合研究所国際協力部(ICD)において、職場体験を行い、2年生3名が参加しました。国際研修に参加中の海外研修員との文化交流体験会や、JICAカンボジア事務所とのテレビ会議体験を通じて、海外の人と交流する楽しさを実感し、また、国際的な仕事に関心を持ってくれた様子でした。
詳細はこちら
7月20日〜26日
「第10回日本・ネパール司法制度比較共同研究」が終了しました
令和5年7月20日から同月26日までの間、「第10回日本・ネパール司法制度比較共同研究」を実施しました。
本共同研究には、ネパールの検事総長府、最高裁判所、警察及び国家司法学院から合計12名が参加しました。本共同研究は、2018年に施行されたネパールの新法に関して、日本の制度や運用と対比させながら、課題を分析し、解決策を模索することを目的としています。ネパールの各機関が課題や解決策について発表するとともに、新法で新たに導入された制度に関連する日本の制度や運用についてアジ研や国際協力部(ICD)の教官が講義をしました。また、更生保護施設を訪問しました。
本共同研究で学んだことを、ネパールでの新法の実施に役立ててもらえることを期待しています。
ネパールによる発表 | 議論の様子 |
更生保護施設くにたち安立訪問 | クロージング |
7月19日〜20日
東ティモール矯正職員を対象とした現地ワークショップを開催しました。
2023年7月19日と20日の2日間、UNODCバンコク事務所との共催により、東ティモールの矯正職員等約20名を対象とした現地ワークショップを開催しました。法務省矯正局森田成人矯正課長による日本の刑事施設の運営や受刑者処遇についての講義のほか、アジ研教官が暴力防止指導の導入に向けた講義やグループワークを実施し、活発な議論がなされました。
ワークショップに先立ち、ヴェネヴィデス司法大臣に表敬訪問したほか、現地の刑務所を視察しました。また、矯正施設の建築に関して、法務省大臣官房施設課の職員からプレゼンテーションも行いました。
アジ研では引き続き、東ティモール司法省の取り組む矯正施設の適切な運営と、受刑者処遇の充実強化に協力していきます。
ヴェネヴィデス司法大臣表敬訪問 |
ヴェネヴィデス司法大臣と入江アジ研次長の懇談 | 矯正施設の建築に関するプレゼンテーション |
森田成人矯正課長による講義 | グループワーク |
ワークショップ参加者と集合写真 | ベコラ刑務所視察 |
7月6日〜7日
司法外交閣僚フォーラムへのUNAFEIの貢献
2023年7月6日(木)から7日(金)にかけて、法務省は、ホテルニューオータニ東京において司法外交閣僚フォーラムを開催しました。 同フォーラムにおいては、日ASEAN特別法務大臣会合、ASEAN・G7法務大臣特別対話、G7司法大臣会合の3つの閣僚級会合が開催されました。 また、関連イベントとして、法務省の施策を発信する特別イベントや展示が開催されました。UNAFEIも同フォーラムにおいてイベントの開催等しましたので、以下のとおり御紹介します。
(1)UNAFEI主催公開シンポジウム「法遵守の文化の比較と検討」
7月6日(木)、UNAFEIは、特別イベントとして「法遵守の文化の比較と検討」をテーマとするシンポジウムを開催しました。
UNAFEIの森永所長による導入講演、慶應義塾大学大学院法務研究科教授 松尾弘氏 による基調講演の他、ASEAN各国、東ティモール及び日本の刑事司法分野の実務家であるパネリスト10名が、
2つのパネルに分かれて発表を行いました。
パネル1のテーマは「法遵守の文化を促進するための市民の主体的参加」で、刑事司法制度に対する市民の信頼と理解をいかに醸成するかという視点で、
刑事司法制度への市民参加の事例や、法遵守の文化を地域や市民に根付かせるための取組みについて発表が行われました。
パネル2のテーマは「法遵守の文化を促進するための制度整備や実務家の育成」です。司法アクセスの向上及びより包摂的な司法アクセスへ向けた制度のあり方や、
法律、法制度や法執行機関に対する市民からの信頼を高めるためにどのような取組みがなされているかについての発表が行われました。
シンポジウム終了後、7月10日(月)、UNAFEIにおいてパネリスト及びUNAFEI教官による全体討議が行われました。パネリストたちは、
シンポジウムにおける講演や発表内容を踏まえて、お互いの文化の違いや共通する価値観について洞察を深めながら討議し、法遵守の文化を促進することの重要性を確認し合いました。
講演者及びパネリスト
松尾教授による基調講演
(2)法の支配推進のための日ASEAN特別ユースフォーラムに協力しました。
7月5日及び6日、法務省とタイ法務研究所が共催した法の支配推進のための日ASEAN特別ユースフォーラムでは、UNAFEI教官がエキスパート・アドバイザーとして参加しました。
同ユースフォーラムでは、ASEAN各国、東ティモール及び日本のユース約70名が一堂に会し、「司法へのアクセスを強化するためのリテラシーの構築」をテーマに、
デジタル時代における法の支配について、熱い議論が繰り広げられました。
2日間の議論の成果として勧告が取りまとめられ、同勧告は、日ASEAN特別法務大臣会合の共同議長の一人である齋藤健法務大臣に手交されたほか、
本年9月に開催される国連犯罪防止刑事司法委員会の会期間会合において報告されます。
議論終了後の晴れやかな笑顔のユースとエキスパート・アドバイザー
アジ研の教官もユースと一緒に未来社会の司法アクセスの在り方に思いを馳せました。最新のデジタル用語に四苦八苦もしましたが、
様々な背景や価値観を持つユースの議論は大変興味深く、充実した2日間を過ごしました。
森永所長も7月5日に行われた昼食会でユースと交流しました。
(3)法務省保護局、UNAFEI共催特別イベント「社会内処遇の技術支援の過去・現在・未来」
7月7日、UNAFEIは、法務省保護局と共催で特別イベント「社会内処遇の技術支援の過去・現在・未来」を開催しました。これまでASEAN域内で行ってきた社会内処遇に関する支援について、
カンボジア、フィリピン、タイ、日本のスピーカーが報告し、経験・知見を共有するとともに、相互理解を通じて協力関係が築かれたことを確認しました。
今後も、グッドプラクティスを共有することで、各国の制度・実務が発展していくことが期待されます。
森永所長の開会挨拶
スピーカーからの報告
(4)日ASEAN特別法務大臣会合セッション2
7月6日、日ASEAN特別法務大臣会合セッション2が開催されました。
本セッションで承認された「日ASEAN法務・司法ワークプラン」に関する知見及び提供可能なリソースについて、国際機関が発表を行いました。
UNAFEIからは、これまで行ってきた活動を紹介するとともに、「日ASEAN特別法務大臣会合共同声明」及び本ワークプランを受けて、
令和6年度にJICAと共同で、ASEAN諸国のための新規研修を立ち上げる予定であることを発表しました。
今後、本研修を通じ、ASEAN諸国とワークプランの実施に向けて取り組んでいきます。
入江次長による報告
6月8日〜15日
「マレーシア・フィリピン政府職員に対する合同訪日研修(社会内処遇)」が終了しました。
令和5年6月8日から17日までの間、国連薬物・犯罪事務所(UNODC)と共同で「マレーシア・フィリピン政府職員に対する合同訪日研修(社会内処遇)」を実施しました。
各国から7名、総勢14名の政府職員を招き、犯罪者処遇に関する理論や実践、保護司制度をはじめとする地域ボランティアとの協働について理解を深めることを目的に行い、客員専門家である南イリノイ大学ナラグ准教授をはじめとする各種講義に加え、保護観察所や更生保護サポートセンターなども訪問しました。
本訪日研修で学んだことを、母国での制度整備や実践に役立ててもらえることを期待しています。
ナラグ准教授による講義 | マレーシアによる発表 |
フィリピンによる発表 | 保護司宅(總持寺)訪問 |
更生保護サポートセンター日野・多摩・稲城訪問 |
6月8日
第181回国際研修が終わりました。
第181回国際研修が終わりました。
当研修所長による研修開始挨拶 | 研修参加者による個別発表 |
グループワークショップ(討議) | グループワークショップ(発表) |
集合写真 |
お知らせ
UNAFEIでは、2023年7月6日(木)に開催される日ASEAN特別法務大臣会合の特別イベントとして、 「法遵守の文化の比較と検討」をテーマとするシンポジウムを会場及びオンラインで開催します。慶應義塾大学教授 松尾弘氏 による基調講演の他、 ASEAN加盟国等を代表するパネリストが、それぞれの国における法遵守の文化の現状や、その促進に際しての課題等を共有し、 課題解決の方策についてディスカッションを行います。皆様の積極的な御参加をお待ちしております。なお、本シンポジウム参加には事前登録が必要です。 詳しい登録方法についてはフライヤーをご覧ください。
6月7日〜8日
TIJ主催「犯罪防止と刑事司法における国際準則の実施に関する高級実務者プログラム」の日本セッションが終了しました。
令和5年6月7日及び8日、タイ法務研究所(TIJ)が主催する「犯罪防止と刑事司法における国際準則の実施に関する高級実務者プログラム」の日本セッションをアジ研が実施しました。
この研修は、タイの公務員、ビジネスパーソンや研究者といった多方面の分野の高級実務者を対象として、犯罪防止と刑事司法における国際準則について理解を深めてもらう研修で、
タイにおいて実施されていますが、日本の実務について学ぶために日本セッションが実施されました。
総勢36名の研修参加者が来日し、一日目は更生保護施設及び刑務所を見学して、日本における施設運営や犯罪者処遇の実情について学びました。二日目の午前中は、
東洋大学福祉社会デザイン学部社会福祉学科の戸井宏紀准教授に再犯防止推進計画について御講義いただくとともに、昭島市役所の再犯防止推進計画担当者に現在の同市の取組みについて解説をしていただきました。
二日目午後は、アジ研教官及びタイ研修参加者代表が「再犯防止のための最新の取組み」というテーマで両国の取組みや課題について発表を行い、全体討議において意見交換をしました。
アジ研とTIJは、ともに国連の犯罪防止・刑事司法プログラム・ネットワーク機関(PNI)の一員です。アジ研は、今後ともTIJをはじめとしたPNIと連携し、相互の活動の充実を図っていきます。
更生保護施設斉修会見学 | UNAFEIによる発表 |
5月24日
国際司法・法の支配研究所(IIJ)と協力覚書(MOC)を締結しました。
第32会期国連犯罪防止刑事司法委員会の期間中、ウィーン国連センターにおいて、今後の更なる連携強化を目的にIIJと協力覚書を締結しました。
アジ研森永太郎所長とIIJのスティーヴン・ヒル所長
5月22日〜 26日
第32会期国連犯罪防止刑事司法委員会に参加しました。
令和5年5月22日から26日の間、ウィーン国際センターにおいて第32会期国連犯罪防止刑事司法委員会が開催され、アジ研は対面とオンラインに分かれて参加しました。
全体会合では森永太郎アジ研所長が2つのステートメントを行い、昨年10月に開催した再犯防止のためのPNI
(国連犯罪防止・刑事司法プログラム・ネットワーク機関)専門家会合やその成果文書を紹介するなどしました。
アジ研サイドイベントの様子
5月24日にアジ研が開催した「PNIによる技術支援を通じた再犯防止の取組」をテーマとしたサイドイベントでは、同じPNIであるUNICRI(国連地域間犯罪司法研究所)、
UNAFRI(国連アフリカ犯罪防止研修所)、TIJ(タイ法務研究所)及びUNODC(国連薬物犯罪事務所)の協力の下、
それぞれの機関からスピーカーが登壇し、再犯防止に関する国連準則策定やそれぞれの機関が行っている技術支援について発表がなされました。
同じく5月24日にTIJが開催したサイドイベントでは、森永所長が登壇し、TIJによる 「女性非拘禁者の処遇及び女性犯罪者の非拘禁措置に関する国連規則(バンコクルールズ)」普及への取組及びタイのパッチャラキティヤパー王女の長年にわたる貢献に対し深い敬意を述べました。
また期間中、アジ研は活動紹介をする展示も行いました。保護司アジ研協力会が作ってくださった折り鶴や法被などで日本らしさをあしらい、
海外の方から好評でした。なかには折り紙に挑戦する参加者もいました。
お知らせ
UNAFEIでは、2023年7月に開催される「日ASEAN特別ユースフォーラム」の参加者を対象として、タイ法務研究所と共同で、オンライン形式のプレセッションを実施します。このプレセッションは、特別ユースフォーラムにおける議論の前提となる知識・背景等をインプットしてもらうとともに、 参加者間の交流を深めてもらうことを目的としております。皆様の積極的な御参加をお待ちしております。ユースフォーラムへの参加方法はフライヤーをご覧ください。
3月8日〜 20日
第2回再犯防止・被害者保護研修 が終わりました。
個別発表
神奈川県立精神医療センター・小林副院長による講義
樫野亘オフィサー、サニタ・スハルトノオフィサー(UNODC)による講義
グループワーク
府中刑務所見学
閉講式
第2回再犯防止・被害者保護研修 が終わりました。
2月28日〜3月10日
◆仏語圏アフリカ刑事司法研修
2022年度仏語圏アフリカ刑事司法研修が、2023年2月28日から3月10日までの間、JICA東京において開催されました。今回の研修のテーマは、「薬物犯罪における捜査公判上の課題及びその対処について」でした。
本研修には、仏語圏アフリカ諸国7か国(ブルキナファソ、チャド、コートジボアール、マリ、モーリタニア、ニジェール、セネガル)から、合計26名の刑事司法実務家が参加しました。また、ウガンダにあるUNAFRI(国連アフリカ犯罪防止研修所)及びマルタにあるIIJ(国際司法・法の支配研究所)からそれぞれ客員専門家が講師として参加(前者は来日対面形式、後者はオンライン形式)したほか、関東信越厚生局麻薬取締部からも大西政仁国際情報課長が講師として参加しました。
研修参加者は、国別発表に加え、グループワーク形式で本研修のテーマに関する主要な課題について議論を深めました。そして、各グループは、参加国における共通の課題やその対処方針をとりまとめてその結果をそれぞれ発表し、その後、参加者の間で意見や考えが活発に交換されました。
法務省での集合写真
グループワーク発表(Aグループ)
グループワーク発表(Bグループ)
グループワーク発表(Cグループ)
修了式での集合写真
3月1日〜 6日
東ティモール民主共和国との犯罪者処遇・刑務所改革に関する共同研究を開催しました。
令和5年3月1日から6日まで、東ティモールからデルフィオ・アルバス司法省矯正・社会復帰 支援局局長を筆頭に6名の司法省・刑事施設職員を招へいし、東ティモール民主共和国との犯罪 者処遇・刑務所改革に関する共同研究を開催しました。本共同研究は、「東ティモール民主共和 国における矯正施設の機能の強化」を主要課題とし、日本の矯正施設の概要、とりわけ日本の矯 正処遇を構成する「改善指導」と「作業」について日本の知見と取組を紹介しました。参加者同 士によるディスカッションの時間では、東ティモールの矯正施設における暴力防止指導の導入 に向けて、本共同研究を通じて得られた知見をもとに活発な議論がなされました。
花村博文矯正局長の表敬訪問
滝浦将士補佐官(少年矯正)による講義
多摩少年院見学
閉講式
2月13日〜14日
第2回アジア太平洋刑事司法フォーラム(英語名:Criminal Justice Forum for Asia and the Pacific 略称:Crim-AP)に参加しました。
アジ研はこの度、2023年2月13日・14日に開催されたCrim-APに参加しました。
Crim-APは、法務省と国連薬物・犯罪事務所(UNODC)が開催する国際会議であり、
京都コングレスで採択された「京都宣言」でその重要性が確認された国際協力の強化や法執行
機関による地域ネットワークの構築を具体化するもので、アジア太平洋地域における各国
の法制度や運用等について情報共有を行い、実務家同士のネットワークを構築することに
よって、国際協力の一層の強化を図るものです。
初日の全体会合において、森永太郎アジ研所長はステートメントを行い、京都宣言の実施に向けた取組として、アジ研が実施する犯罪防止や犯罪者処遇に関する実務家向けの国際研修や、若い世代に安全で包摂的な社会構築の重要性への気づきを促すユース国際研修などを紹介しました。
2日目の犯罪者の更生及び処遇に関する分科会においては、入江淳子アジ研次長が、同分野におけるカンボジアやフィリピンへの技術支援、再犯防止に関する技術支援について議論を行ったPNIイベントなどについて紹介しました。
分科会の様子
アジ研の参加者にとっては、各国の制度や取組を学んだほか、海外からの参加者との対面交流もでき、
有意義な機会となりました。
マレーシアからの参加者と広報ブースにて
2月9日〜14日
ケニア訪日研修を開催しました。
令和5年2月9日から14日まで、ケニアからテレジア・マンブア・マテカ司法運営国家評
議会少年司法常務委員会議長・判事を筆頭に9名の少年司法機関職員を招へいし、訪日研修
を開催しました。本研修は、社会内における非行少年の更生をテーマとしたもので、警察、
少年鑑別所、犯罪をした人の就労支援を行う民間団体、アジ研教官による講義のほか、犯罪
をした人の更生に携わる地域ボランティアである保護司との懇談がなされました。参加者
同士によるディスカッションの時間には、ケニアにおける非行予防や非行少年の更生に関
する取組を強化する方策について、講義を通じて得られた知見をもとに活発な議論がなさ
れました。
保護司との懇談会
ディスカッション
閉講式
2月17日
ベトナム共同研究(日本セッション)が開催されました。
共同研究の様子
東京地方検察庁立川支部長表敬訪問
議論の様子
アジ研にて
2月6日
第180回国際高官セミナーが終わりました。
個別発表 | 冨田さとこ弁護士 (法テラス本部国際室)の講義 |
グループワーク | グループ発表 |
門山宏哲法務副大臣への表敬訪問 | 閉講式 |
第180回国際高官セミナーが終わりました。
2月1日〜3日
昭島市立瑞雲中学校2年生5名が、国連アジア極東犯罪防止研修所(UNAFEI)及
び法務総合研究所国際協力部(ICD)において職場体験を行いました。
中学生の皆さんからは、「外国の研修員の方と実際にお話ししてみたいと思いました、
JICA長期派遣専門家とのオンライン会議体験でカンボジアでの仕事や暮らしにつ
いてお話しいただいたことが印象に残りました、今の仕事を選んだ理由を聞かせていた
だけてよかったです」との感想をいただきました。
詳細はこちら
お知らせ
【刑事政策公開講演会】を開催します。
アジ研は、日本刑事政策研究会及びアジア刑政財団との共催により、下記の講演会を開催します。本年は、国際刑事裁判所及びケニア内務省保護局から講演者を招待します。
参加には登録が必要となりますので、別添のリーフレットを御覧の上、お申込みください。
日時:2023年1月27日(金)15時から18時まで
場所:会場参加(法務省大会議室)又はオンライン(Zoom)
1月13日
第180回国際高官セミナーが始まりました。
○ 主要課題「被疑者及び被告人並びに犯罪被害者の法律扶助(Legal Aid)の促進」
○ 令和5年1月13日(金)から同年2月6日(月)まで
第180回国際高官セミナーが始まりました。
○ 主要課題「被疑者及び被告人並びに犯罪被害者の法律扶助(Legal Aid)の促進」
○ 令和5年1月13日(金)から同年2月6日(月)まで
お知らせ
(終了)
2023年1月19日(木)、アジ研は、昭島ロータリークラブとの共催で、
ウクライナ人のトパル・レオニッド弁護士をお招きし、講演会「ウクライナと日本の司法制度の比較」を開催します。詳細については以下の案内を御覧ください。
詳細はこちら
研修名等(主要課題) | 研修等期間 |
---|---|
第184回国際研修(刑事司法) (人身取引の現状と対策:とりわけ性的搾取の効果的な摘発に向けた取組) |
2024.5.9〜5.29 |
第185回国際研修(犯罪者処遇) (矯正施設内での不適正処遇や腐敗の防止−矯正施設における更生的風土の醸成) |
2024.9.11〜10.9 |
第26回汚職防止刑事司法支援研修 |
2024.10.23〜11.19 |
第1回日ASEAN刑事司法セミナー |
2024.12.4〜12.17 |
第186回国際高官セミナー(犯罪防止及び刑事司法) (国際的なテロ関連犯罪への対処〜関与若年者の処遇を中心として) |
2025.1.17〜2.13 |