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刑事政策公開講演会 実施報告

アジ研は,毎年1回,一般財団法人日本刑事政策研究会及び公益財団法人アジア刑政財団との共催により,海外の専門家による刑事政策に関する公開講演会を開催しています。

2019年は,1月25日(金),タイ検事総長府と国連薬物・犯罪事務所(UNODC)から専門家を招き,法務省大会議室で開催しました。第171回国際高官セミナー参加者17名を含め,法務省・検察庁を始めとする官公庁,大学及び民間団体等から約140名が参加し,盛況のうちに幕を閉じました。


サンタニー・ディトサヤブット氏

ディモステニス・キリシコス博士

講演会の講師・演題

1.サンタニー・ディトサヤブット氏(Ms. Santanee Ditsayabut)
タイ検事総長府 次長検事秘書官補(Assistant Secretary to the Deputy Attorney General, Office of the Attorney General of Thailand)
「ジェンダー差別に根差す犯罪:タイの取組」

2.ディモステニス・キリシコス博士(Dr. Dimosthenis Chrysikos)
国連薬物・犯罪事務所 犯罪防止・刑事司法担当オフィサー(Crime Prevention and Criminal Justice Officer, UNODC)
「第13回コングレス・ドーハ宣言フォローアップ:その国際的取組」

サンタニー・ディトサヤブット氏には,ジェンダー差別に根差す犯罪という視点から,タイにおける女性に対する暴力について,具体的な事例を挙げつつ,その背景を分析するとともに,女性に対する暴力根絶に向けた法整備や市民啓発活動など,タイにおける様々な取組をご紹介いただきました。また,ディモステニス・キリシコス博士からは,第13回コングレスで採択されたドーハ宣言について,その概略や準備過程,また,ドーハ宣言のフォローアップとしてなされた種々の国際的な成果についてご説明いただきました。

リーフレットはこちらPDFをご覧ください。

2019年1月25日に行われた講演内容はこちらです。


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